「お見合い結婚」って聞くとどんなイメージを持ちますか?
「恋愛感情が少ないまま結婚する」だとか、「親や周囲に言われてなんとなく決める」みたいなイメージがあるかもしれません。
実は、そんな先入観から「お見合い結婚には愛がない」という声もよく耳にします。
でも、本当にそうなのでしょうか?
今回の記事では、お見合い結婚にまつわる「愛情」にフォーカスして、具体的な対策や心構えをご紹介します。
「お見合い結婚に興味はあるけれど、不安がある」「実際にお見合い結婚をしたけれど、愛が足りないと感じてしまう」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
お見合い結婚は愛がないの?

お見合い結婚が「愛がない」と言われる理由
お見合い結婚は、仲人さんや結婚相談所などを介して出会い、条件や家柄などを重視して結婚を決めるイメージがあります。
これが「恋愛感情を飛ばして結婚に突入する」という印象を与える原因です。
さらに昔のお見合いでは、本人同士というよりも、家同士の付き合いが重視される場合もありました。
そのため、世間では「形式ばかりで愛情が少ない」「家や経済的な理由が優先されている」と言われることが多かったのです。
恋愛結婚とどう違うの?
恋愛結婚との大きな違いは、やはり「出会い方」と「結婚までのプロセス」です。
恋愛結婚は、自然な出会いや友人の紹介などで恋愛関係が始まり、互いを理解し合う中で結婚を考えるようになります。
一方、お見合い結婚は最初から「結婚を前提」に会うことが多いです。
つまり、恋愛感情がスタートする前に、結婚の可能性を探るところから始まります。
ですが、これって実は「効率的に互いの価値観やライフスタイルをすり合わせられる」というメリットとも言えます。
むしろ、結婚後の生活の不安点を事前にクリアにしやすい、という利点があるのです。
お見合い結婚と恋愛結婚の現在の比率

現代における結婚の形態を見てみると、恋愛結婚が圧倒的に多いことがわかります。
最近の調査によると、恋愛結婚は約87.7%、お見合い結婚は約12.3%を占めています。
この変化は、1960年代以降、恋愛結婚が主流となった社会背景を反映しています。
ただし、お見合い結婚が少数派となっているからといって、価値が低いわけではありません。
それぞれに異なる強みや特徴があるため、自分に合った形を選ぶことが大切です。
お見合い結婚と恋愛結婚の離婚率の比較
お見合い結婚は一般的に離婚率が低いと言われています。
統計によれば、お見合い結婚の離婚率は約10%程度であるのに対し、恋愛結婚の離婚率は30%から40%に達することが多いようです。
この違いは、お見合い結婚が結婚前に条件のすり合わせを行いやすい点や、家族のサポートが強い場合が多いことが影響していると考えられます。
お見合い結婚で愛を育む方法
お見合い結婚は結婚のスタートが少し特殊ですが、逆に言えば「これからじっくり愛を育てられる」という見方もできます。
ポイントは以下の3つです。
- 日常の小さなコミュニケーションを大切にする
たとえば「今日あった面白いことを共有する」「相手の健康を気遣う」といったちょっとした会話から、絆は少しずつ深まります。 - 相手を尊重し合う姿勢
もともと他人同士が一緒に暮らすわけですから、小さな違和感やルールの違いが出るのは当たり前です。
そこで「それはダメ」と責めるのではなく、「そういう考えもあるんだね」と受け止めると関係がスムーズになりやすいです。 - 共通の趣味やイベントを一緒に楽しむ
二人の心が近づくには、笑顔やワクワク感を共有する時間が大事です。
趣味がなくても、何か新しいことを一緒に始めるのもおすすめです。
旅行や一緒に料理教室へ行くなど、思い出づくりを積み重ねていくことで、自然と愛情が湧いてきます。
お見合い結婚で悩みやすいポイント

「冷めてる」と感じたときの対処法
「お見合い結婚だから相手が冷たいんじゃないか…」
と感じることがあるかもしれません。
でも、実際には「愛情表現の仕方」が違うだけだったり、「相手が仕事で疲れていて余裕がない」など、真相はさまざまです。
- まずは対話を増やす
「最近どう思ってる?」「何か困っていることはない?」と、オープンに話してみると意外に相手が悩んでいることがわかったりします。
会話のきっかけを意識的につくりましょう。 - 思い込みをリセットする
「お見合い婚だから愛がないんだ」と自動的に結論づけるのは早計かもしれません。
まずは相手がどんな気持ちでいるのかを聞いてみることが大切です。
後悔しないために知っておきたいこと
- 結婚観のすり合わせ
生活スタイル、将来設計、家族との付き合い方など、価値観のすり合わせができるかどうかはとても大切です。
最初に遠慮せず話し合うことで「こんなはずじゃなかった…」という後悔を減らせます。 - 家族との関係
お見合い結婚の場合、家族同士のつながりが強いことが多いです。
義理の両親や親戚との距離感など、どう付き合っていくかは結婚前にある程度話し合っておくと安心です。 - 自分の優先順位を明確にする
「どんな相手とどんな生活をしたいのか?」自分の希望をはっきりさせることで、後悔やミスマッチを防ぎやすくなります。
自分の気持ちが中途半端なまま流されると、あとで「やっぱり違ったかも…」と感じる可能性が高まります。
初夜や子作りにまつわる不安とその解消法
とくに女性側から「親に勧められたお見合い結婚なのに、いきなり初夜や子作りの話が出るなんて…」と戸惑う声を聞きます。
いきなりそういった話をするのは少し勇気が要りますよね。
- まずは相手との距離を縮める努力を
身体的な関係の前に、心理的な距離を近づけることが大切です。
お互いの趣味や興味について話したり、映画や食事デートをしたりして、リラックスしたムードをつくりましょう。 - 相手の理解を得る
「実はこういうことが心配…」「痛みは大丈夫なのかな…」など、自分の不安を言葉にするのは恥ずかしいことかもしれませんが、率直に打ち明けることで相手も配慮してくれます。
また、避妊や妊活の方法について産婦人科でアドバイスをもらうのも有効です。
辛いと感じたらどうすればいい?
もし結婚生活が辛くなったときは、ひとりで抱え込まないことが大切です。
友人や家族、信頼できるカウンセラーや結婚相談所のアドバイザーに相談するのもありです。
- 専門家の力を借りる
結婚カウンセリングや夫婦カウンセリングを利用するカップルも少なくありません。
第三者の視点から見てもらうと、自分たちでは気づけなかった課題や解決策が見つかります。 - 一度、気持ちを言語化する
「何がどう辛いのか」「どうなれば楽になるのか」紙に書き出して整理すると、自分の悩みの原因がはっきりすることがあります。
【まとめ】お見合い結婚は愛がないって本当?幸せをつかむためのコツ

お見合い結婚でも幸せになれる理由
お見合い結婚の最大の強みは「結婚前に、現実的な条件や相手の性格を見極めやすい」という点です。
家族との相性や経済状況など、将来大きく影響する部分を早い段階でチェックできることで、のちのトラブルを減らせます。
また、スタート時点では恋愛感情が薄くても、共同生活を送りながらお互いに歩み寄っていくことで、じわじわ愛情が育っていくことも珍しくありません。
愛を育むために意識すること
- コミュニケーション第一
お互いに話す・聞くの基本を大切にするだけで、安心感や信頼が高まります。 - 肯定的な言葉かけ
「ありがとう」「助かったよ」という言葉がシンプルに効果的です。
相手の良い面を見つけて伝えると、愛情が循環しやすくなります。 - 定期的な“夫婦時間”の確保
仕事や家事に追われる中でも、ふたりきりの時間をつくって一緒に楽しむ努力をしましょう。
会話だけでも「この人と結婚してよかったな」という気持ちを再確認できます。
最後に:幸せな結婚生活の第一歩を踏み出そう
お見合い結婚は「最初から愛がない」のではなく、「これから愛を育てていく」スタートのかたちのひとつです。
たしかに始まりは恋愛結婚とは違うかもしれませんが、結婚後の過ごし方次第で、むしろ深い信頼や絆を築けることも多いのです。
もし今、お見合い結婚を検討していて不安を感じているなら、「お見合い結婚でも愛情を十分に育めるんだ」と前向きに考えてみてください。
今回紹介したポイントを実践すれば、きっと幸せな結婚生活の第一歩を踏み出せるはずです。
お互いを思いやりながら、じっくり時間をかけて愛を育んでいきましょう。
あなたが素敵な結婚生活を手に入れられるよう、心から応援しています!