50代になってから、新しい恋愛や出会いを探すのってちょっと勇気がいりますよね。
周りも落ち着いているし、若い頃のように自然な出会いが減ってしまうのは事実です。
でも、そんなときにマッチングアプリを活用するのは決して珍しいことではありません。
むしろ、日常では出会えない人と知り合えるチャンスが広がるので、意外なほど活用している人がたくさんいるんです。
MMD研究所の2023年の調査によると、50代のマッチングサービス・アプリの利用経験は、
- 50代全体:約30%
- 50代女性:約25%
これは、50代女性の4人に1人がマッチングアプリを利用した経験があることを示しています。
>> MMD研究所
とはいえ、「本当に安全なの?」「50代の私が使っても大丈夫?」と不安を感じる方も多いはず。
そこで今回は、50代女性が直面するマッチングアプリの現実と、失敗談・成功のコツをご紹介します。
成功するためのポイントや注意点をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
マッチングアプリで50代女性が直面する現実とは?

50代女性の体験談:成功例と失敗例
国立社会保障・人口問題研究所の2020年の調査によると、50歳時点での女性の未婚率は17.81%です。
つまり、50代女性の約5人に1人が未婚であり、新しい出会いや関係を築く可能性が十分にあることを示しています。
成功例

たとえば同年代で映画鑑賞が好きな男性と出会い、共通の趣味である映画デートから仲良くなったケースがあります。
映画の感想をゆるっと語り合ううちに、自然にお互いを理解していったんですね。
派手な演出がなくても、気が合う人と少しずつ距離を縮めていく楽しさを味わえたといいます。
成功のポイントは、自分が好きなことを正直にプロフィールに書いていたことと、相手に求めすぎず「まずは会ってみよう」という気楽な姿勢を持ったことです。
この姿勢は、50代でも新しい関係を築く可能性が十分にあることを示す統計データとも合致しています。
失敗例

逆にありがちなのが、やり取りしていた男性と実際に会ってみたら、まったく違う印象だったケース。
写真は昔の若々しいものを使っていて、実年齢より10歳くらい若く見えるようなプロフィール。
リアルで会った瞬間、「あれ? 誰?」と思うほど雰囲気が違う……なんて話もよくあります。
また、初めは好印象だったのに、やり取りを進めるうちに「お金の話ばかり」されたり、「外見のことを細かく指摘」してきたりしてゲンナリしたという失敗談も。
どちらも、プロフィールやメッセージ内容に対する過度な期待が原因になっていることが多いようです。
これらの体験談は、50代女性の約18%が未婚であるという現実を反映しており、新しい出会いの可能性と同時に、慎重さの必要性も示唆しています。
男性の現実:50代女性に求めるもの
男性側から見ると、50代女性には「落ち着き」や「家庭的な雰囲気」を求めることが多いようです。
最新の統計によると、50代の再婚率は男性が16.55%、女性が14.57%となっており、決して少なくない割合の人が再婚を選択しています。
この数字は、多くの50代の男性が新たなパートナーを求めていることを示唆しています。
結婚や再婚を考えている男性の場合は、「今さら失敗できない」という意識が強いので、相手に対して慎重に条件を求める傾向があります。
これは、人生経験を積んだ分だけ、より安定した関係を求めているためでしょう。
ただし、最近の傾向として、単に「家庭的」な相手を求めるだけでなく、「共通の趣味や話題を一緒に楽しみたい」「一緒に旅行をしたい」といった、人生のパートナーとして対等に付き合える相手を探している人も増えています。

これは、50代という年齢になり、仕事や子育てが一段落して自分の時間を持てるようになったことも影響していると考えられます。
既婚者や不誠実な人を見分けるポイント
- 連絡のタイミングがいつも不自然
平日の深夜や早朝など、決まった時間にしか連絡が来ない場合、家庭やパートナーがいる可能性があります。 - プロフィールがやたらとぼんやりしている
仕事や住んでいる場所が曖昧だったり、具体的な話をしない人は要注意です。 - 会いたがらない、会う場所が限定される
自宅や個室など、他人に見られにくい場所を指定してくる場合、不倫目的の可能性が。
不審だなと思ったら、まずは「昼間のカフェで会いましょう」など安全な場所で会うのがおすすめ。
もし相手が避けようとするなら要警戒です。
マッチングアプリを成功させるコツと注意点
無料と有料の違いを知る
- 無料アプリ
手軽にはじめられるメリットがありますが、既婚者や体目的のユーザーが紛れ込んでいる可能性も高いです。
身元確認があまりしっかりしていないケースも多いので、慎重にやり取りする必要があります。 - 有料アプリ
お金をかける分、真剣度が高い人が多い傾向があります。
本人確認や年齢確認がしっかりしている場合も多く、トラブルに遭いにくいという安心感が強みです。
料金だけでなく、利用者の年齢層やアプリの目的も確認して、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
疲れたと感じたときの対処法
マッチングアプリを使っていると、たくさんメッセージのやり取りをしたり、何人かと同時進行で会話したりすることがあり、正直疲れることがあります。
そんなときは無理をせず、一時的にアプリを休止するのがおすすめ。
「もう私には合わないかも」と感じたら、別のアプリに切り替える、あるいは一度アプリをやめて充電してから再開してみると、また新鮮な気持ちで出会いを探せるようになります。
同年代(40代・50代・60代)での違いと特徴
- 40代
まだまだ若い世代との交流が多い時期。
仕事と家庭の両立で忙しい人が多いので、マッチングアプリでは「効率的に相手を探したい」と考える傾向があります。 - 50代
子どもが独立して時間やお金に余裕ができるタイミング。
人生を楽しみたいと思いながらも、もう一度パートナーを見つけたい気持ちが強い方が多いです。 - 60代
退職後の第二の人生を充実させたい!という人が多い時期。
健康面や相手の生活スタイルを重視し、ゆったりした時間を共に過ごせる相手を探す方が多いようです。
自分に合ったアプリ選びのヒント
- Pairs
幅広い年齢層が利用していて、初めての方でも使いやすいです。
コミュニティ機能が充実しているので、「同年代」「共通の趣味」などグループから相手を探すのもおすすめ。 - marrish
再婚やシングルマザー・シングルファーザーの利用者が多く、「離婚を経験している人に理解がある相手」と出会いやすい環境が整っています。 - アンジュ
30代以上、大人の世代がメインなので、同年代との出会いのチャンスが多いです。
若者の多いアプリで浮いてしまう…という心配も少なめ。 - youbride
本気で結婚を考えている方が多く、真剣さ重視ならこちら。
年齢認証や本人確認もしっかりしているので安心感があります。 - Omiai
結婚を視野に入れたマッチングサービスとして人気。
比較的落ち着いた利用者が多い印象です。
それぞれ目的や年齢層が異なるので、複数のアプリを併用して可能性を広げるのもおすすめです。
マッチングアプリの現実を踏まえたまとめとアドバイス

50代女性が知っておくべき現実と心構え
- 年齢を気にしすぎない
50代だからこそ持っている「人生経験」や「落ち着き」は大きな魅力。
年齢を隠したり、若作りをしすぎるよりも、自然体で勝負したほうが気が合う相手と出会いやすいです。 - 誠実さを伝える
プロフィールには実際の自分が分かる写真を載せ、趣味や考え方など具体的に書きましょう。
相手に誠実さが伝わると、マッチング率も上がります。 - 現実的な期待を持つ
いきなり理想の相手と運命的な出会いがあるわけではありません。
時間をかけて徐々にお互いを知るスタンスが大切です。
マッチングアプリを上手に活用するための結論
マッチングアプリを使うことで、日常で出会えない年代や背景の人と知り合うチャンスが手に入ります。
50代であっても、実はそこまでハードルは高くありません。
明治安田生命の調査によると、2022年に結婚した人の約20%がマッチングアプリによる出会いだったという結果が出ています。
これは、マッチングアプリを通じて結婚に至るケースが決して珍しくないことを示しています。
大切なのは、自分に合ったアプリを選ぶことと、無理せず楽しみながら進めることです。
- 自己認識を大切に
「どんな相手を求めているのか」を明確にしておくと、メッセージやプロフィールでもブレなくなり、相性の良い相手とマッチングしやすくなります。 - 焦らず慎重に
素敵な相手が見つかるまでには、少し時間がかかることもあります。
でも、その間に自分を磨いたり、新しい趣味を始めたりしていれば、いざ出会ったときにより充実した関係を築けます。 - 安全第一
既婚者や不誠実な人とのトラブル防止のためにも、有料アプリや本人確認がしっかりしているアプリを使うのも一つの手です。
また、初めて会うときは昼間の人が多い場所を選ぶなど、安全面にもしっかり注意しましょう。
最後に、マッチングアプリはあくまで出会いのきっかけ。
そこから先は、メッセージや実際のやり取りでお互いを知って、少しずつ距離を縮めていくプロセスが大事です。
ゆるやかに、でも前向きに進んでいくことで、自分にぴったりのパートナーとめぐり会える可能性は十分にあります。
20%という数字が示すように、マッチングアプリを通じた出会いのチャンスは決して小さくありません。
ぜひ、今回のポイントを参考に、理想の出会いを見つけてくださいね。
